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霧箱の中で、あらわれては消える、白い飛行機雲のようなもの。 実はこれ、放射線が通った跡なのです。
使う放射性物質によって違いますが、たとえばマントルを使った場合、α線と呼ばれる放射線が絶えず出ています。
このα線とは、高速で進む原子核。 とてもとても小さい粒子で、人間の目には決して見えません。 (はみ出しコラム『原子核の大きさ』参照)
では、なぜ霧箱をつかうと、そんなに小さなものが通った跡を目で見ることができるのでしょうか。 |
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ガスマントルから出るα線の飛跡
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はみ出しコラム『原子核の大きさ』
 
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 | 青空に伸びる飛行機雲。あれは、飛行機のエンジンから噴きだす排気ガスの小さなチリを核にして、大気中の水分が次々とくっついてできています。
霧箱の中でも、これと同じようなことが起こっているのです。
アルコールがたくさん含まれた空気の中を、放射線(=α線)が猛スピードで通り過ぎる。すると、強い風で木の葉っぱが吹き飛ばされるように、原子核の通り道の原子はバラバラに。後には、大量の電子と電子を剥ぎ取られた原子(=イオン)が残ります。これを核にしてアルコールの飛行機雲ができ、目に見えるのです。 |
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(上)空に伸びる飛行機雲
(左)(下)まるで飛行機雲のようなα線の軌跡 |